大津町議会議員 時松智弘、面白おかしく舌鋒するどく

心に映りゆく由無し事、適当に書きます😄

風呂水の哲学が分からねば政治は出来ない。

「風呂に入り、熱いお湯を自分の方に寄せようとかき集めると、自分の脇をすり抜けて向こうへ行ってしまう。逆にお湯を前へ押し出すようにすれば、壁にぶつかってこちらに返ってくる」

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二宮金次郎こと二宮尊徳が説いた風呂水の哲学

私が偉い、私がやったでは名声や徳は逃げる。

他の人がやった、皆さんがやった。

私は口で後押しをしたのみ、とするが政治。

 

まるで地域の名士を気取り、たまさかの権力と

町民の税を自らの利権の為にのみ用いる。

あるいはパフォーマンスに終始して物事を

何一つ進められない人達にこの哲学を薦める。

 

二宮尊徳の門人には志賀直哉がいる。

そして志賀直哉を師事したのが阿川弘之

阿川弘之氏の小説「米内光政」の中にも

この「風呂水の哲学」が出てくる。

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素晴らしい功績を残す政治家は弁えている。

田中角栄を持て囃す向きが昨今あるが

是非米内光政の生き様にも触れて欲しい。

明晰かつ難局に立ち向かう膂力を学べる。

 

政治とは究極のアナログだ。弁士たるものは。

実際に難事にあたる人々を助ける為に居る。